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2018/09/27

膀胱のはたらき

こんにちは、井戸です。膀胱について書きます。

 西洋医学での膀胱は皆さんよくご存じだとは思いますが、腎臓で作られた尿を排尿するまで蓄えておく器官です。腎臓で作られた尿は尿管と呼ばれる管の中を通り膀胱にたまります。膀胱には成人男性では約500㎖の尿をためることができ、ある一定の量がたまると脳から排尿を促すようになります。

 東洋医学でも膀胱は尿をためるところではあるのですが、尿がたまるまでの過程が少し違います。以前、飲食物からエネルギーを取り出すはたらきを担うのは脾だとお伝えしましたが、腎のはたらきの記事で身体の水分調節を担うのは腎だとご紹介しました。小腸内で必要なエネルギーは脾が取り出し、身体に必要な水分を取り出すのは腎になります。そして飲食物から余分な水分を排泄するはたらきも腎が行うのですが、小腸、大腸内の余分な水分は腎に行かず、小腸、大腸から直接膀胱へと運ばれます。この膀胱へと運ぶ役目が腎です。この点が西洋医学と東洋医学での考えが違う点です。

 

また腎・膀胱のはたらきが弱まると余分な水分を排泄することが出来なくなり、水分が体内にたまり、結果として冷えやむくみ、下痢などが起こる可能性が出てきます。

 

以上が膀胱のはたらきです。今まで体内の各臓腑のはたらきについて書いてきました。うまく伝えられているかは不安ですが、少しでもご自身の身体のこと、東洋医学について興味を持って貰えたらと思います。これからも時々ツボや東洋医学での豆知識などをご紹介していきたいと思います。


過去の腑のはたらきについてはこちら↓

胆のはたらき

胃のはたらき

小腸のはたらき

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