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2018/05/10

脾のはたらき

こんにちは、井戸です。

 依然『肝のはたらき』をご紹介させて頂きました。

 今回は『』をご紹介します。

 

まずは西洋医学の脾臓のはたらきですが

・古くなった赤血球を破壊し、新しい赤血球をつくるのに必要な鉄を回収する

・細菌やウィルス、異物などから身体を守る

・赤血球をつくる(胎生期)

 

といった機能があります。

 

では東洋医学における『脾』のはたらきはどのようなものなのでしょうか?

脾のはたらきとして

(うんか)作用 ②昇清(しょうせい)作用 ③統血(とうけつ)作用

 があります。

 

まず運化作用ですが、これは口から入った栄養物を消化・吸収し、得た栄養物を肺や心と協力して全身へと運ぶはたらきの事です。運化作用が衰えると、栄養を全身に運ぶことが出来なくなり、体重減少や食欲不振などの症状が出現します

 

次に昇清作用ですが、これは食べ物から得た栄養を全身に発散する役目のある肺へ栄養物を運ぶはたらきのことです。脾は肺よりも下にある臓器ですので、肺へ物を持ち上げる必要があります。

 

最後の統血作用ですが、血を脈中(血管に似たもの)にとどめ、脈外に漏れだすのを防ぐはたらきの事です。この機能が衰えると内出血などが現れます。

 

以上の3つが脾の主なはたらきです。

 

脾は軟部組織や脂肪、口と密接な関係にあり、脾の不調はこういった器官に現れます。

 

脾は甘いもの、湿気、悲しみの感情を受けやすいため、梅雨時には食欲が落ちますし、甘いものを取り過ぎ栄養が偏ると口内炎が出現したりと様々な悪影響があります。

 

今回は脾をご紹介しました。

次回は今回もすこし登場した肺のはたらきをご紹介させて頂きます。


〜五臓について〜

肝のはたらき

 

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