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背部と内臓の関係
こんにちは、井戸です。
皆さん胃が痛くなったりもたれたりすることはありませんか?
その時同時に背中と腰の境目あたりが痛くなり、だるくなる方もおられると想います。
これはその場所が胃の裏であり、内蔵の痛みを脳へ伝える神経が皮膚や筋肉から痛みを伝える神経とまとめられて脳へ行くため、脳が内臓の痛みを皮膚や筋肉の痛みと勘違いすることで起こります。これを“関連痛”と呼び、心臓の痛みを左肩の痛みと感じたり、胆嚢の痛みを右肩の痛みと勘違いしてしまう事もあります。
昔の人は凄いことにこのことを理解して鍼灸等で治療をしていました。東洋医学では五臓六腑は脊柱の骨に付着すると考えられています。例えば心臓は胸椎の上から5番目の骨に、肝臓は胸椎9番目の骨に付着しているとなっています。治療の際はその背骨の外側などは重要視して治療を行います。実際、背部から腰部にかけては肺愈(はいゆ)、大腸愈(だいちょうゆ)といった各臓器の名前がついた経穴(ツボ)が並んでいます。ですので背中の筋肉の硬い箇所や冷えている所、皮膚が緩くなっていたりざらついている所を判断することで内臓の状態を知ることができ、その症状に合わせて鍼やお灸などを用いて治療していきます。実際胃の症状が出ている方は胸椎の12番目の高さの皮膚や筋肉に反応が出ていることが多いです。
これからの季節冷え込む日が増えてきます。臓器は冷えると機能が弱まり背中の反応が強く出やすくなります。先週紹介した食事での寒さ対策なども踏まえて対策していきましょう!
下の図は各臓器の名前が使われている経穴の場所を示しています。ご参考にしてください。
- 住所
- 〒536-0021 大阪市城東区諏訪2丁目4-16
- 営業時間
- 午前 9:00〜12:00 午後 15:00〜20:00
- 定休日
- 土午後・日・祝
- 最寄駅
- 地下鉄 中央線 深江橋駅より徒歩7分
放出駅より徒歩11分 - 電話番号
- 06-6969-5317
城東区諏訪にある「かねつぐ鍼灸整骨院」
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