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2018/08/23

東洋医学における胃のはたらき

こんにちは井戸です。

今日は胃の働きをご紹介します

胃は人が食べた飲食物を蓄え、消化し、徐々に十二指腸へと送り出す働きがあります

胃の消化液である胃液には塩酸と呼ばれる強烈な酸性の成分があり、この塩酸が飲食物をドロドロにします。しかし塩酸は胃の壁自体も傷つける程強烈であるため胃の壁を守るための粘液成分も同時に分泌し胃を保護します。

ストレスや暴飲暴食等により胃の働きが弱り粘液成分の分泌が弱まると塩酸が胃を傷つけ、胃に穴が空いてしまいます。

また胃からは鉄分を吸収するために必要な成分も分泌されるため、胃を手術などで摘出すると、貧血などの症状も出現します。

 

では東洋医学での胃の働きはどうでしょうか?

胃は口から入ってきた飲食物を細かくし、ドロドロにして脾と協力して体内の栄養分となる物と不要な物とに分けます。その後栄養分は脾の昇清作用により胃より上にある肺へと送られます。一方不要な物は胃の下にある小腸へと送られます。

このように胃には下へ気を下ろす作用があります。

人の身体のエネルギー源は空気と飲食物です。飲食物からエネルギーを得るのに大切な脾と胃の機能が低下すると身体全体の機能も低下してしまいす。ですので東洋医学では胃の状態は身体の調子のバロメーターでもあります。

 東洋医学では胃は背骨の中の第12胸椎に付着しているとされています。もし胃に不調があると胃もたれや食欲の増減、むかつき等に加えて背中にも影響が伝わり、背中の痛み、だるさなどが現れます。

 

今回は胃について書きました。

次回から小腸、大腸へと続きます

 

※今晩から明日朝にかけて台風20号の被害が警戒されています。皆さん十分にご注意下さい!

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