ヘルニアの原因は...
腰椎は本来、軽く前弯した状態になっており、椎体と椎体の間にはクッションの役割をする椎間板があります。
椎間板は、外側の「線維輪」と内側の「髄核」から構成されています。椎間板に繰り返し負担がかかったり、加齢による変化が起こったりすると、髄核が外側へ突出することがあります。これが「椎間板ヘルニア」です。
特に、腰を丸めた状態で長時間座る、前かがみの姿勢で作業する、重い物を腰を曲げた状態で持ち上げるなどの動作は、椎間板に大きな負担をかけることがあります。
腰を丸めると椎間板の前方が圧迫され、内部の髄核が後方へ押し出される方向に力が加わります。このような負担が繰り返されることで、椎間板の損傷や変性につながり、ヘルニアを起こす一因になると考えられています。
ただし、椎間板ヘルニアがあるからといって、必ず痛みやしびれが出るわけではありません。
画像検査で椎間板ヘルニアが確認されても、症状がほとんどない方もいます。そのため、痛みやしびれを考えるときには、ヘルニアの有無だけを見るのではなく、神経周囲の状態や筋肉の緊張、血流、身体の動き、日常生活での負担などを総合的に考えることが大切です。
東洋医学ではどのように考えるのか
東洋医学では、腰痛や足のしびれを「椎間板が飛び出している」という構造だけで考えるのではなく、身体全体のバランスが崩れ、気血の流れが滞っている状態として捉えることがあります。
特に腰は「腎」と関係が深いとされ、慢性的な腰の負担や加齢、疲労などによって「腎」の働きが弱くなると、腰や下肢の症状につながると考えます。
また、急な負担や外傷などによって「気血」が滞ることで、腰の痛みや足のしびれが強くなると考える場合もあります。
治療の流れ
![]()
腰、下肢の筋肉の状態、骨のゆがみの状態、脈診、腹診の検査の結果後、一人ひとりに最適な施術案を提案します
![]()
治療
椎間板ヘルニアは、飛び出した椎間板が時間の経過とともに身体に吸収され、自然に小さくなったり消失したりすることがあります。
これは、身体の免疫反応によって、飛び出した椎間板組織が処理されるためと考えられています。
しかし、画像上のヘルニアが小さくなったからといって、必ずしも腰痛やしびれが改善するとは限りません。
椎間板ヘルニアがあっても症状が出ない方がいる一方で、ヘルニアが確認された後も腰や臀部、下肢の痛みが続く方もいます。
そのため、症状を改善するためには、椎間板だけを見るのではなく、腰部や臀部の筋肉、神経周囲の状態、身体の動きなどを含めて評価することが大切です。
トリガーポイントと痛み
腰痛や臀部の痛みが続いている場合、筋肉にできた「トリガーポイント」が症状に関係していることがあります。
トリガーポイントとは、筋肉の一部に過剰な緊張や圧痛が生じ、そこを刺激すると痛みが強くなったり、離れた場所に関連痛を感じたりする部位のことです。
椎間板ヘルニアによる神経への刺激に加えて、腰部や臀部の筋肉に生じたトリガーポイントが痛みの一因となっているケースもあります。
そのため、当院では「ヘルニアがあるから痛い」と決めつけるのではなく、実際にどの筋肉に緊張や圧痛があるのか、痛みやしびれがどのように出ているのかを確認しながら施術を行います。
鍼灸によるアプローチ
鍼灸は、手では届きにくい深部の筋肉やトリガーポイントに直接アプローチしやすい施術方法です。
腰部や臀部などの筋肉の緊張を確認し、症状に関連する部位へ鍼を施すことで、筋肉の緊張を緩め、痛みの軽減を目指します。
また、東洋医学では、腰痛や下肢の症状を局所だけの問題として捉えず、「気血の流れ」や「腎」の状態、疲労や体質など身体全体のバランスも考慮します。
椎間板ヘルニアがある場合でも、ヘルニアの画像だけにとらわれず、「現在出ている症状が何から起こっているのか」を見極めることを大切にしています。

日常生活におけるアドバイス
治療以外でもご自身でできることを継続することが重要になるため、自宅で行えるトレーニング、セルフケアも患者様にお伝えします。
治療の目安・期間
例:急性の方 最初の1〜2週間は週2回、3週間からは週1回、約1か月で改善
慢性の方 週1回程度の通院、約3か月で改善
※個人差はあります
| 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 | |
| 9:00-12:00 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | × |
| 15:00-20:00 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | × | × |
- 診療時間:午前 9:00〜12:00、午後 15:00〜20:00
- :土 午前 9:00〜13:00
- 休診日 :土午後・日・祝
06-6969-5317

